『語彙・読解力検定』の特別企画として、麻布ラップ展と協力し、動画を制作しました。四字熟語などの言葉に精通した「語彙力マン」が、通りすがりの不良とラップで対決します。

語彙・読解力検定 公式サイト

ラップで勝負、言葉力アップ

 東京大学などの難関大学に毎年多数の合格者を出している東京都港区の麻布高校で、昼休みや放課後に、互いのラップのスキルを競い合う生徒たちがいる。ラッパーに欠かせない「ことばの力」を磨くため、日夜しのぎを削っている。

 いま若い世代でラップがブームだ。数人で輪になって掛け合いをする「サイファー」や、1対1で、即興で言葉をぶつけ合う「MCバトル」の形でラップに挑戦する人が増えている。

 麻布高校では5月の文化祭で、MCバトルのイベント「麻布ラップ展」が開かれた。1、2年生の20人近くが参加し、トーナメント方式で争った。その後も時折集まっては、掛け合いをしている。同校の生徒とラップという意外な組み合わせは、テレビの情報番組でも取り上げられた。

 メンバーの多くはMCバトルの番組「フリースタイルダンジョン」(テレビ朝日系)を見て興味を持ったという。2年生の横井一真さん(17)は「バンドを組むより簡単にできる。友達同士で気軽に始めた」と話す。

 ラップには豊富な語彙が必要だ。同じく2年生の岡田晴登さん(17)は「服装や身ぶり手ぶりはもちろん、言葉選びにも個性が出るのが面白い」という。

 「限られた長さで言いたいことを伝えるには、同じ意味の言葉をどれだけ知っているかが勝負」と横井さん。韻を踏むために辞書でひたすら言葉を探すこともあるという。「ヒップホップ的には邪道かも。でも、いろいろなやり方があっていいと思う」

 (2016年10月14日 朝日新聞掲載)

●動画「語彙力マン」に登場する語句の意味

陰キャ …陰気な性格の人。実際の性格が暗いかどうかに関係なく「イケてない人」を指す場合もある。

緩急自在 …状況にうまく合わせて遅くしたり早くしたりと自由に操るさま。

千変万化 …状況や状態などが様々に移り変わること。

竜頭蛇尾 …初めは勢いがよいが、後になると衰えること。

勇猛果敢 …勇ましく思いきりのよいさま。

B-BOY …本来はブレークダンスを踊る男性のことだが、ヒップホップが好きな男性やヒップホップ系ファッションを指すことも多い。

日進月歩 …日々、絶えず進歩していくこと。

語彙・読解力検定とは

 語彙・読解力検定は、社会で必要な語句や時事用語の知識、文章の読解力を、新聞や辞書を素材にしてマークシート方式で測定します。実施は年2回で、今年の2回目は11月20日(日)に札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡など全国21会場で行います。

 小学校高学年からシニアまでの幅広い世代を対象に、1級・準1級・2級・準2級・3級・4級の六つの級で実施します。これまでに27万人が受検しており、取得級によって採用試験で優遇する企業や、入試で活用する大学や高校も広がっています。

 詳細・申し込みは公式サイトで。

語彙・読解力検定 公式サイト
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