今問いなおす、高等教育システム -職業教育と大学、求められる人材像-

 教育再生実行会議の第5次提言を受け、2015年3月に文部科学省の有識者会議から審議まとめ「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の在り方について」が出された。
 大学への進学率が50%を超えユニバーサル化の段階に入り、進学率98%と先に全入化された高校と大学教育のスムーズな移行が喫緊の課題となるなど、既存の大学教育というシステムが変革を迫られている。高大接続のシステムの改革の議論が進められる中、この職業教育に特化した新しい教育機関に関する動きは、既存の大学に「教育のあり方」と「存在意義」といった、根源的な問いに立ち返ることを求めるものに他ならない。
 高大接続システムの改革に加え、高等教育の複線化、機能別分化を進めていく先にある、新しい高等教育のあり方はどのようなものか。社会から求められる人材像が変化、多様化していくなか、次世代の日本を支える人材教育システムのあり方、学力像そして教育について議論を重ねる。

13:00~13:05 主催者挨拶

大西 弘美  朝日新聞社執行役員 デジタル・国際・教育事業担当

第1部

13:05~13:20

審議まとめ「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関のあり方について」が目指すところ

大谷 圭介   文部科学省 生涯学習政策局参事官(連携推進・地域政策担当)

(おおたに・けいすけ)1990年一橋大学社会学部卒業。2007年放送大学大学院文化科学研究科修士課程修了。1990年文部省入省。以後、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)、大蔵省、三重県教育委員会、在仏日本大使館、文化庁政策課、幼児教育課、日本学術振興会などを経て、2014年7月から現職。国立教育政策研究所フェロー。

第2部

13:20~14:10 基調講演①

「G型、L型の先に‐あるべき大学教育の姿-」

冨山 和彦   経営共創基盤代表取締役

(とやま・かずひこ)東京大学法学部卒業、スタンフォード大学経営学修士。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクションを経て産業再生機構COOに就任。現在、経済同友会副代表幹事、文部科学省・国立大学法人評価委員会「官民イノベーションプログラム部会」専門委員等を務める。『挫折力』『なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略』など著書多数。

14:10~15:00 基調講演②

「高等教育における職業教育のあり方」

金子 元久   筑波大学特命教授

(かねこ・もとひさ)1972年東京大学教育学部卒業、74年同大学院修士課程修了。教育学修士、シカゴ大学Ph.D.(85年)。専門は高等教育論、比較教育学、教育経済学。東京大学大学院教育学研究科長、教育学部長等を歴任。日本学術会議会員、中央教育審議会臨時委員、東京大学名誉教授。主著は『大学教育の再構築』(玉川大学出版会)、『大学の教育力』(筑摩書房)など。

休憩

第3部

15:15~15:45 プレゼンテーション

「大学における職業人教育の実際 –千葉商科大学の経験-」

島田 晴雄  千葉商科大学学長

(しまだ・はるお)1970年慶應義塾大学大学院終了後、米国ウィスコンシン大学で博士号取得。専門は労働経済学。内閣府特命顧問として政策支援に携わり、政府税制調査会委員や対日投資会議専門部会部会長など歴任。2007年から現職。慶応義塾大学名誉教授。『岐路 3.11と日本の再生』(NTT出版)『雇用を創る構造改革』(日本経済新聞社)など著書多数。

「大学と専門学校の特長を生かした教育-片柳学園における複線化教育-」

千葉 茂  学校法人片柳学園副理事長、日本工学院専門学校・日本工学院八王子専門学校学校長

(ちば・しげる)1978年成城大学文芸学部卒業。83年学校法人日本電子工学院(現・片柳学園)入校、94年同副理事長に就任。2003年から日本工学院専門学校・日本工学院八王子専門学校学校長。現在、東京都専修学校各種学校協会副会長、全国学校法人立専門学校協会副会長、内閣府・若者雇用戦略推進協議会委員などを務める。

15:45~16:45(予定) パネルディスカッション

登壇者とプレゼンターによるパネルディスカッション

コーディネーター 片山 健志  社会部教育班

(かたやま・けんじ)1965年生まれ。99年に朝日新聞社に入社し、北海道支社報道部、東京本社教育グループなどを経て、2012年から東京本社社会部。

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申込締切 : 6月24日(水)

※応募者多数の場合は抽選の上、参加証メールの返信をもって発表にかえさせていただきます。

お問い合わせ 朝日新聞社教育総合本部 高等教育シンポジウム事務局 03-5540-7465

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