深谷 良治
データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター 教授 愛知県出身/愛知県立千種高等学校
滋賀大学の深谷良治教授は、2023年12月12日、愛媛県新居浜市の県立新居浜西高校を訪れ、「デジタルとグローバルの時代に 世界で勝てる文理融合人材」と題し、全校の約780人に講義した。
深谷教授はNTTで国内外のデジタルビジネスに携わった。2022年からは滋賀大データサイエンス・AIイノベーション研究推進センターの副センター長として、デジタル技術で社会課題の解決を目指す研究を進めている。
この日はまず、「Where there is a will, there is a way」という英語の言葉を紹介。「信念を持っていれば道は開ける。自ら新しいことを始め、何かを作り出すのはとても楽しいことです。将来、みなさんもそうした道を歩いてもらえるとうれしい」と呼びかけた。
そのうえで、救急車の出動データを元にした消防署の最適な地域分担や、商品ごとの入出庫データを踏まえた倉庫内の商品配置の効率化など、ビッグデータやAI(人工知能)を使い、滋賀大の学生らが取り組んでいる事例を解説した。
「データサイエンティストは分析した結果を人に説明し、意思決定につなげていく役割を担う。文系の知識やコミュニケーション力も重要なんです」と深谷教授。「ChatGPT(チャットGPT)」など対話型AIの進化で、論理的に指示する国語力があればプログラムの作成は任せられるとして、「数学だけでなく、国語や英語が得意な人もデータサイエンスの分野を目指し、世界で活躍する人になってほしい」と激励した。
受講した2年の山中友理香さんは「データサイエンスを学びたいと思っているが、数学が苦手なのが悩みだった。とても希望が持てる話を聞けたので、将来、データや統計の分析に携われるようにがんばりたい」と意気込んだ。
同じく2年の西岡潤さんは「世界で活躍するには語学や専門知識だけでなく、行動力も必要だという指摘が印象に残った。勉強だけでなく、こうした点も意識していきたい」と話していた。
滋賀大学
滋賀師範学校と彦根高等商業学校を源流とし、1949年に開学。滋賀県彦根市と大津市にキャンパスを構え、戦前からの伝統を受け継ぐ教育学部と経済学部、日本で初めて設置されたデータサイエンス学部がある。
●公式ウェブサイト https://www.shiga-u.ac.jp/
深谷 良治
データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター 教授
愛知県出身/愛知県立千種高等学校
滋賀大学の深谷良治教授は、2023年12月12日、愛媛県新居浜市の県立新居浜西高校を訪れ、「デジタルとグローバルの時代に 世界で勝てる文理融合人材」と題し、全校の約780人に講義した。
深谷教授はNTTで国内外のデジタルビジネスに携わった。2022年からは滋賀大データサイエンス・AIイノベーション研究推進センターの副センター長として、デジタル技術で社会課題の解決を目指す研究を進めている。
この日はまず、「Where there is a will, there is a way」という英語の言葉を紹介。「信念を持っていれば道は開ける。自ら新しいことを始め、何かを作り出すのはとても楽しいことです。将来、みなさんもそうした道を歩いてもらえるとうれしい」と呼びかけた。
そのうえで、救急車の出動データを元にした消防署の最適な地域分担や、商品ごとの入出庫データを踏まえた倉庫内の商品配置の効率化など、ビッグデータやAI(人工知能)を使い、滋賀大の学生らが取り組んでいる事例を解説した。
「データサイエンティストは分析した結果を人に説明し、意思決定につなげていく役割を担う。文系の知識やコミュニケーション力も重要なんです」と深谷教授。「ChatGPT(チャットGPT)」など対話型AIの進化で、論理的に指示する国語力があればプログラムの作成は任せられるとして、「数学だけでなく、国語や英語が得意な人もデータサイエンスの分野を目指し、世界で活躍する人になってほしい」と激励した。
受講した2年の山中友理香さんは「データサイエンスを学びたいと思っているが、数学が苦手なのが悩みだった。とても希望が持てる話を聞けたので、将来、データや統計の分析に携われるようにがんばりたい」と意気込んだ。
同じく2年の西岡潤さんは「世界で活躍するには語学や専門知識だけでなく、行動力も必要だという指摘が印象に残った。勉強だけでなく、こうした点も意識していきたい」と話していた。
滋賀大学
滋賀師範学校と彦根高等商業学校を源流とし、1949年に開学。滋賀県彦根市と大津市にキャンパスを構え、戦前からの伝統を受け継ぐ教育学部と経済学部、日本で初めて設置されたデータサイエンス学部がある。
●公式ウェブサイト https://www.shiga-u.ac.jp/