JSEC2023 表彰研究作品

グランドアワード[文部科学大臣賞/科学技術政策担当大臣賞/科学技術振興機構賞]

グランドアワード[文部科学省大臣賞] 近畿大学附属豊岡高等学校 池上 十和子

文部科学大臣賞 賞状、盾、研究奨励金

池上 十和子
(近畿大学附属豊岡高等学校)

カニ殻からバイオプラスチックを生成する
新規微生物の探索と同定

微生物学

 ポリヒドロキシアルカノエートPHAとは、微生物が糖や油を摂取することでその菌体内に蓄積するポリマーであり、土壌と海洋中の双方で分解可能なため、現在有望視されているバイオプラスチックです。豊岡の名産品、カニによる廃棄物のカニ殻がキチンという糖を含むことに着目し、カニ殻が廃棄され腐敗に至っている土壌を用いて、カニ殻でPHAを高生成する、工業化に適した微生物の探索に関する研究を行いました。その結果、未知のPHA合成菌を2株発見し、そのうち1株はキチンとカニ殻の双方によりPHAが生成可能で、未知の酵素遺伝子を持っている可能性まで示唆されることがわかりました。

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グランドアワード[科学技術政策担当大臣賞] 桜蔭高等学校 中辻 知代

科学技術政策担当大臣賞 賞状、盾、研究奨励金

中辻󠄀󠄀󠄀 知代
(桜蔭高等学校)

段ボール箱を再利用した災害時対応
机・折り畳み椅子の設計と製作手法及び
手を挟みにくい折り畳み椅子の開発

機械工学

 中2から続けてきた「怪我をしない折り畳み椅子」の研究から、角柱を既存の折り目で折る条件は「折り目を境にして畳まる二つの面を考えたとき、それぞれの面内の折り目に垂直な辺の全長は互いに同じ」であることを解明し、この法則が既存の日常製品にも多く使われていることを見つけました。シンプルで強度があり折り畳める構造はリボン型であるという仮説を立て、段ボール箱から背もたれ付の折り畳み椅子への作成方法を開発しました。この研究を、貧困で教育を受ける環境が整っていない学校や災害時における生活の支援に役立てたいと考えています。

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グランドアワード[科学技術振興機構賞] ノートルダム清心学園清心女子高等学校 植野 涼子

科学技術振興機構賞 賞状、盾、研究奨励金

植野 涼子
(ノートルダム清心学園清心女子高等学校)

稲踏み効果の科学的検証Ⅱ

植物科学

 親戚が米農家で子供の頃から稲を身近に感じていたところ、中学3年生の時に、同じ学校の先輩の麦踏みについての研究発表を聞き、稲でも似たような効果が得られるのではないかと思ったことがきっかけで、研究を始めました。研究の結果、地上部では稲踏みを行い傷ができることで短くなり茎が太くなる、地下部では根の角度がコシヒカリ系統の品種では小さく朝日系統の品種では大きくなるということがわかり、さらには、根の角度の変化に関わる遺伝子、免疫に関係する遺伝子の発現量についても実験を行い、稲踏みにより発現量が変化することを示すことができました。

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特別協賛社賞[花王賞]

特別協賛社賞[花王賞] 宮城県仙台第三高等学校 大場 誠也、志田 京太郎

花王賞 賞状、研究奨励金

大場 誠也、志田 京太郎
(宮城県仙台第三高等学校)

白金箔における水素と酸素の反応の研究

化学

 白金箔に水素を吹き付けると爆発する現象に興味を持ち、当初は爆発する条件を調べていたところ、白金箔を重ねることで爆発が起こらなくなることから、通説である、白金表面で触媒作用により水素と酸素が反応する、という解釈に疑問を持ちました。そして白金箔の裏面をセロハンテープなどで物理的に防ぐと爆発が起こらないことを発見したことから、水素が爆発するには白金箔の両面が必要であることをつきとめました。通説を覆し、新しい説を提唱できました。

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協賛社賞[JFEスチール賞/栗田工業賞/日本ガイシ賞/ソニー賞/デンカ賞]

主催者賞[朝日新聞社賞]

主催者賞[朝日新聞社賞] 宮城県古川黎明高等学校 佐藤 怜

朝日新聞社賞 賞状、研究奨励金

佐藤 怜
(宮城県古川黎明高等学校)

炭酸カルシウムのリーゼガング現象

化学

 リーゼガング現象は縞模様状の沈殿を形成する現象で、拡散と反応、過飽和状態の核形成によって説明されています。炭酸カルシウムは炭酸水素イオン、または炭酸イオンとカルシウムイオンが反応することで形成され、pHの影響を受けます。これら2種の反応をリーゼガング現象として確かめ、沈殿形成パターンの違いに着目し、反応拡散方程式の計算結果も踏まえて、炭酸カルシウムが炭酸水素カルシウムイオンとして溶存することでそれらの違いができるという可能性と、空気中の二酸化炭素濃度が与える影響を示唆できました。

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特別協賛社奨励賞[花王奨励賞]

特別協賛社奨励賞[花王奨励賞] 洛南高等学校 村上 智絢

花王奨励賞 賞状、副賞

村上 智絢
(洛南高等学校)

家庭から排出される
廃食油の回収状況と自治体の動向調査
~地域が支えるSAFの未来~

行動・社会科学

 全自治体へのアンケート実施により家庭からの廃食油の状況等について調査し、回収の有無や地域差の理由を明らかにして、2030年の持続可能な航空燃料SAFの導入義務化に向けた原料供給源としての廃食油の可能性を評価しました。この調査から、廃食油単独での原料調達は難しいことが判明し、他のごみもSAF用原料とすべきだと結論づけ、ごみとして捨てられている廃食油の回収量と回収率を上げる方法を検討しました。この研究により、全てのごみを資源化する必要性を感じ、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを検討しました。

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特別協賛社奨励賞[花王奨励賞] 兵庫県立姫路東高等学校 村瀬 太郎、大和 司

花王奨励賞 賞状、副賞

村瀬 太郎、大和 司
(兵庫県立姫路東高等学校)

刺座配列を示すサボテン種に共通な
螺旋方程式と種固有の変数(その2)

植物科学

 サボテンには刺があり、その根元には刺座という部位がありますが、刺座の配列に規則性を感じたことから研究を始めました。外形が様々な9種類のサボテンの刺座配列を測定したところ、すべてのサボテンで刺座は螺旋を描いており、共通な螺旋方程式で表すことができました。螺旋方程式の変数部分は種ごとに独自の値を持ち、それぞれの種の螺旋方程式を系統樹上で比較したところ、相関関係は見られませんでした。原産地の環境条件と方程式について調べてみると、相関を持つ条件が多くあったことから、刺座の配列は環境要因によって規定されている可能性があると考えています。

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協力社賞[竹中工務店賞/パイロットコーポレーション賞/阪急交通社賞/朝日学生新聞社賞]

協力社賞[竹中工務店賞] 静岡県立浜松北高等学校 髙橋 沙矢花/愛知県立岡崎高等学校 水野 七星

竹中工務店賞 賞状、研究奨励金

髙橋 沙矢花 (静岡県立浜松北高等学校)
水野 七星 (愛知県立岡崎高等学校)

森林から一貫した木造劇場建築の設計提案

エネルギー・持続可能な材料設計

 建築時に多くの木材が余ってしまうことや、そのチップ化が社会に悪影響を及ぼすことに着目し、丸太1本1本を全て使うような劇場を設計することの環境的、経済的効果について考察しました。その結果、今回の設計が構造材以外をチップ化する従来の建築方法と比較して、炭素固定量や木材の売り上げを10倍以上増やせること、非木造建築と比較してCO₂排出量を60%以上抑えられることがわかり、林業の収益性向上やCO₂排出量の削減といった、日本や人類が抱える課題の解決に向けて、可能性のある提案ができました。

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協力社賞[パイロットコーポレーション賞] 東京都立小石川中等教育学校 轟木 沙椰子

パイロットコーポレーション賞 賞状、研究奨励金

轟木 沙椰子
(東京都立小石川中等教育学校)

ナナフシモドキにみられる
ユニークな産卵方法の観察

行動・社会科学

 中学生のころからナナフシモドキを観察し、単為生殖という特性を持つことと、卵を1個ずつ飛ばす産卵方法に着目しました。ナナフシの、尾を振りかぶって卵を飛ばす動きをフリックと名付け、産卵行動の様子を撮影してコマ送りで観測、計測することを繰り返し、観察研究を続けたところ、ナナフシの卵を産むこのフリック行動は、歩いて所定の箇所に産み付けにいくよりも効率がいい、ということがわかりました。ナナフシの卵の重さと飛距離などを解析し、孵化率が高い卵ほど、飛距離を長くする工夫をしていることを検証できました。

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協力社賞[阪急交通社賞] 渋谷教育学園幕張高等学校 金成 哲彦、上大田 樹

阪急交通社賞 賞状、研究奨励金

金成 哲彦、上大田 樹
(渋谷教育学園幕張高等学校)

水星ナトリウム大気と尾の形成

物理学・天文学

 ほとんど大気が存在しないと言われている水星は、正確にはナトリウムを主成分とする大気と、反太陽方向に伸びるナトリウムテイルが存在します。この研究では、天文部で作成した高分散分光器を用いて観察して、水星がナトリウムを由来とする光を発していることを確認したうえで、自作した解析プログラムにより、ナトリウム大気とテイルの輝度分布を得ることができ、さらには、そのナトリウムの光にドップラーシフトが見られることから、視線速度の分布図を得ることにも成功しました。

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協力社賞[朝日学生新聞社賞] 兵庫県立三木高等学校 今田 ひなの

朝日学生新聞社賞 賞状、研究奨励金

今田 ひなの
(兵庫県立三木高等学校)

小児入院患者向け自律移動型点滴スタンドの開発

ロボット工学・知能機械

 小学生の妹が突然病気で入院になったときに、小児がん患者の多くが長期間の入院中に点滴治療をしていることを知り、点滴を24時間つないだまま自由に動けない患者のストレスと、患者が移動する際の安全確認と点滴スタンドの操作でストレスを抱えている付添い者の疲弊を軽減したいと考え、この研究に着手しました。点滴スタンドに装着したカメラで患者の動きを検出し、患者の動きに追従する自律移動型点滴スタンドのプロトタイプの製作を完了し、その実現性を示しました。

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主催者奨励賞[テレビ朝日奨励賞]

主催者奨励賞[テレビ朝日奨励賞] 滋賀県立膳所高等学校 田﨑 奏楽

テレビ朝日奨励賞 賞状、副賞

田﨑 奏楽
(滋賀県立膳所高等学校)

他次元の原子の電子収容数を定める
「電子収容数次元理論」

化学

 ドラえもんの実現という夢のため、将来、次元移動を可能にすることを目標に、原子をm次元に拡張する研究を行っています。まず気体の状態方程式や平衡定数を次元拡張し、次に量子数などを基に電子軌道やスピンを次元拡張して、m次元原子の電子収容数を定める「電子収容数次元理論」を立てました。これを基にした周期表の次元拡張から次元移動の可能性を化学的に示し、共有結合の次元拡張により、2次元生物が存在しないことを示しました。さらにベンゼンの次元拡張と数値化を試み、数学の未解決問題である接吻数問題の有効な解法を提示しました。

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審査委員奨励賞

審査委員奨励賞 名古屋大学教育学部附属高等学校 冨田 龍汰、百田 航太、内藤 優輝

審査委員奨励賞 賞状、研究奨励金

冨田 龍汰、百田 航太、内藤 優輝
(名古屋大学教育学部附属高等学校)

DSCOVR衛星の軌道算出
〜数理モデルの構築と
Pythonを用いた衛星画像の解析〜

物理学・天文学

 地球と太陽ラグランジュポイント1の付近に位置する人工衛星DSCOVRは、太陽風の観測を目的とし、地球の撮像を行っています。このポイントは力学的に不安定なため、人工衛星DSCOVRの位置の特定を試みました。Pythonを用いた地球の画像解析により、衛星方向への地軸の傾きを求め、この傾きを基にした円錐とある平面との交線の方程式を立てました。また、画像に付随する公開データを用いて別の方程式を立て、これらを連立して解くことにより、人工衛星DSCOVRの軌道の特定に成功しました。

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審査委員奨励賞 札幌開成中等教育学校 田中 翔大

審査委員奨励賞 賞状、研究奨励金

田中 翔大
(市立札幌開成中等教育学校)

バイオリンの擦弦振動における振動周波数の
擦弦力非依存性に関する数理的研究

物理学・天文学

 単純なバイオリンの数理モデルである、両端を紐につないだ1つの質点が弓によって擦られるモデルでは、弓で弦を押し当てる擦弦力を変化させると、音の高さである周波数は変化するという結果が得られます。しかし経験上、擦弦力を変化させても音の高さは大きく変わらないことから、バイオリンにおいて擦弦力によって周波数が変化しないという性質がどのように現れるのかについて調べたところ、考慮する質点の個数を増やすことにより、周波数が擦弦力によって変化しない結果が得られ、現象の本質はヘルムホルツ波という「角」のある反射波にあることが考察されました。

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審査委員奨励賞 東京都立科学技術高等学校 城 陽太、錦織 智崇、高久 曜充

審査委員奨励賞 賞状、研究奨励金

城 陽太、高久 曜充、錦織 智崇
(東京都立科学技術高等学校)

都市公園におけるヒキガエルの生態とその保全

動物科学

 高校の近くにある都市公園で、ヒキガエルの生態調査を実施しました。ヒキガエルは近年生息数が減少し、東京23区内では絶滅危惧種に指定されていますが、この公園でヒキガエルがとても多く見られることに着目し、従来の手法よりもヒキガエルに優しい、「色彩パターン」を用いた方法で個体識別調査を行いました。公園内のヒキガエルの個体数や行動の調査のほか、国内外来種との交雑を調べるためのDNA鑑定やカエル調査用のAI開発にも取り組み、ヒキガエルの保全の基盤となるデータを得ることができました。

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優秀賞

優秀賞 神戸大学附属中等教育学校 増田 咲希
優秀賞

増田 咲希
(神戸大学附属中等教育学校)


夜明けにスズメが盛んに鳴くのはなぜか
〜音声の連続回数に着目して〜

動物科学

 朝の通学時にスズメが鳴いているのをよく耳にすることから、鳥が音声を用いてコミュニケーションを行うことに、どのような意図があるのかを考察しました。録音したスズメの鳴き声をソナグラムへ変換して音声の連続回数に着目して5つの鳴き方に分類し、近くに他の個体の鳴き声があるかどうかで組分けを行い、それらの鳴き方を比較したところ、スズメが「盛んに鳴く」ときの鳴き声がわかりました。この鳴き声の特徴から、スズメが夜明けに盛んに鳴くときの意図を推測できました。

優秀賞 安田学園高等学校 荻原 葵
優秀賞

荻原 葵
(安田学園高等学校)


雄蜂との相互作用が働き蜂の学習障害を引き起こす

動物科学

 ミツバチは数万匹の働き蜂が集団で生活する社会性昆虫で、働き蜂は他の個体との関わり合いによって記憶・学習能力が発達することが知られています。この研究では、どのような刺激のやり取りによって学習能力が向上するのか、雄蜂との相互作用が働き蜂の学習能力にどのような影響を与えるのかに着目し、蜂の数や雌雄の組み合わせを変えて飼育した蜂の学習能力を調査しました。その結果、雄蜂を含むグループで飼育した働き蜂は学習能力が低下することがわかり、関わり合う相手の「性」が、働き蜂の社会学習の発達に関与することを示唆する興味深いものとなりました。

優秀賞 茗溪学園高等学校 来見田 若奈、田村 和暉、ニクライ 龍之介
優秀賞

来見田 若奈、田村 和暉、ニクライ 龍之介
(茗溪学園高等学校)


ランタナの花色変化の仕組みとその理由

植物科学

 高校の先輩の「ランタナが花粉媒介者である昆虫のために花の色を変化させている」という説に興味を持ち、ランタナの花色変化の仕組みを調べ、その理由を昆虫側から考察しました。研究の結果、色素合成のバランスが変化することを明らかにし、ヒトや昆虫に見える色が変化すると推測しました。また花色変化の原因は、受精する、花粉を失う、蜜を失うことによるものではなく、チョウの行動はチョウの視覚やランタナのフラボノイド合成速度や頭花のサイズや蜜量で決まる可能性があると、実験により考えています。

優秀賞 玉川学園高等部 久保田 千恵子
優秀賞

久保田 千恵子
(玉川学園高等部)


緑茶の化学成分含有量の分析

化学

 病気を未然に防ぎ、日々の生活で健康を維持するため、お茶に着目し、抗酸化作用や抗アレルギー効果がある緑茶の苦み成分のタンニンと、ストレス緩和やリラックス効果がある旨味成分のアミノ酸について、種類や淹れ方、保存方法を変えて調べました。その結果、タンニンを多くするには日照時間が長い産地の煎茶を高温で長時間抽出し、アミノ酸を多くするには日照時間が短い産地の茎茶を低温で短時間抽出すると良いことや、タンニンは酸化されやすく茶葉は密封して冷凍保存すると良いことがわかりました。

優秀賞 大阪教育大学附属高等学校池田校舎 岩井 愛希
優秀賞

岩井 愛希
(大阪教育大学附属高等学校池田校舎)


乳酸脱水素酵素の知られざるアロステリック調節の発見

生化学

 将来「誰にでも輸血できるような万能血液を人工的につくる」という研究をしたいという思いから、血液中の酸素運搬に重要な役割を果たしているヘモグロビンが酸素と結合する時に働く「アロステリック調節」を理解する目的で、同様にアロステリック調節をもつと考えられていた乳酸脱水素酵素の実験を行いました。今まで、活性化に寄与すると考えられていた代謝中間分子が、乳酸脱水素酵素の活性を下げる阻害反応にも関与して、代謝調節反応を複雑に調節していることを発見しました。

優秀賞 広尾学園高等学校 青木 航太
優秀賞

青木 航太
(広尾学園高等学校)


シロオビアゲハとモンキアゲハの雑種を用いた
スーパージーンの異種浸透性の検討

細胞・分子生物学

 シロオビアゲハは一部の雌が毒蝶に擬態しており、それが一つの遺伝子座により支配されていることを知りました。雑種においても擬態模様が受け継がれるかについて、モンキアゲハ雄とシロオビアゲハ雌の雑種により検証する実験を行いました。この組み合わせでは雄のみしか羽化せず、擬態型モルフは見られませんでした。また、成虫の翅の遺伝子解折法を確立し、雑種の雄には擬態型遺伝子の正常な発現は見られず、雑種の雌を用いた解折の重要性が高まりました。死亡した雑種幼虫の解折から雌特異的な致死が起こっていることが明らかになりました。

優秀賞 東京学芸大学附属高等学校 兼平 修汰
優秀賞

兼平 修汰
(東京学芸大学附属高等学校)


Pseudomonas属菌コロニーから生じる
気泡についての探索的研究

微生物学

 Pseudomonas属菌がロドプシンという光受容体を用いた光受容によってガスを合成している可能性を示した研究です。去年までの研究において、Pseudomonas属菌のコロニーを双眼実体顕微鏡で観察していたときにガス生産をしないはずのPseudomonas属菌が気泡を発生していることを発見しました。研究を進めたところ、顕微鏡の光源に反応していることがわかりました。またロドプシンを活性化させるレチノールの前駆体であるβ-カロテンを添加したところ、気泡の発生速度が上昇し、これは、Pseudomonas属菌の新規代謝経路の存在を示唆していると考えています。

優秀賞 専修大学松戸高等学校 小松 奈生
優秀賞

小松 奈生
(専修大学松戸高等学校)


海辺で聞こえる波音の物理特性に関する研究

地球・環境科学

 海浜で聞こえる波音を観測し、その物理特性の解析に取り組みました。普段より、海浜で波音を聞く機会が多く、波音の大きさと波音の強弱の周期がその時の波浪の状態によって明確に異なる一方で、波音の高さは大きく変わらないと感じていました。そこで、周辺の海岸を中心に79回、波音の観測を行い、その周波数特性を解析した結果、波音の大きさが最大となる周波数は500から600Hzの範囲にあり、今回の観測では7割がC#5の音に最も近いことがわかりました。

優秀賞 津山工業高等専門学校 長谷川 隼平、漆島 洋歩、宮路 伶音
優秀賞

長谷川 隼平、漆島 洋歩、宮路 伶音
(津山工業高等専門学校)


n次元凸多面体の変形に関する研究

数学

 高校2年生の時、様々な次元の三角形だけで構成された単体的多面体の存在性を特徴付ける数値的情報が、パスカル三角形に組み込まれていることを知り、興味を持ったことをきっかけに、単体的多面体以外の凸多面体の数値的な情報は、どの程度意味があるのかという問いを立て研究を行いました。今回、3次元と4次元のある単体的多面体から別の凸多面体へ規則的に変形させる方法を考案することと、変形から得られた凸多面体に関する数値的な情報を整理することに成功しました。

優秀賞 お茶の水女子大学附属高等学校 長砂 琴音
優秀賞

長砂 琴音
(お茶の水女子大学附属高等学校)


数学で作る新しい音律とその応用

数学

 今までにない音楽の模索の一環として、新しい音律を用いた音楽を作りたいと思っていたところ、平均律が数式で表せることを知り、1オクターブの幅を様々に定めて新しい音律の作成を試みました。既存の楽譜にそれらの音律を当てはめて音の波形を分析し、AIに音の持つ感情の傾向を判断させて平均律と比較することで、新しい音律がどのような性質なのかを探った結果、AIに感情の傾向は見られなかったものの、音の波形は1オクターブ上の周波数が2倍以上のものとそれ以下のもので特徴が異なり、和音と構成音の周波数の大小関係が共通でないことがわかりました。

敢闘賞

敢闘賞

山下 慶乃、山岡 小己呂
(安田学園高等学校)
クロマルハナバチの幼虫のin vitro飼育系の確立

動物科学

敢闘賞

大久保 亜美、中島 万葉
(山脇学園高等学校)
イモリ属の繁殖戦略 ~南西諸島のシリケンイモリに着目して~

動物科学

敢闘賞

佐世 京風、下鶴 陽菜、澤田 花凜
(大分県立大分舞鶴高等学校)
キササゲの抗微生物効果

植物科学

敢闘賞

横川 暖
(長尾谷高等学校)
花弁におけるアスコルビン酸プールサイズの多様性と制御

植物科学

敢闘賞

稲葉 光亮、遠藤 剛士、奥村 昂志
(静岡理工科大学静岡北高等学校)
亜リン酸イオンを含む工業排水からリン酸肥料をつくる

化学

敢闘賞

川崎 綾真、尾﨑 可和
(大阪桐蔭高等学校)
一重項酸素の発光を利用した食品中のポリフェノールの簡易測定法の開発

化学

敢闘賞

高江 純平、田中 嵩人、三神 京
(愛知県立旭丘高等学校)
溶融塩電解時における金属霧の発生原因とその構造

化学

敢闘賞

川井 結愛
(東京都立小石川中等教育学校)
重力に引かれるスズ樹の研究

化学

敢闘賞

塩谷 真生
(昭和女子大学附属昭和高等学校)
ミジンコの光走性に影響を与える因子の探求

生化学

敢闘賞

黒川 陸
(奈良女子大学附属中等教育学校)
強力音場へ入射した音波の反射 ー音をもって音を制すー

物理学・天文学

敢闘賞

君和田 大輝
(慶應義塾湘南藤沢高等部)
肺腺癌(LUAD)と肺扁平上皮癌(LUSC)の違いに関わるmiRNAの同定と役割の検証

計算生物学・バイオインフォマティクス

敢闘賞

髙本 航平
(広島県立広島国泰寺高等学校)
アサリのマイクロプラスチック排出過程におけるモデル化

計算生物学・バイオインフォマティクス

敢闘賞

橘 祐貴
(群馬県立前橋高等学校)
将棋AIにおける最適な活性化関数の探究

システムソフトウェア

敢闘賞

木村 遥
(新居浜工業高等専門学校)
ハイブリッド磁気光触媒粒子の開発~水質浄化で持続可能な社会を目指す~

材料科学

敢闘賞

松原 聡紀、小玉 鴻乃介、曽根 光葵
(静岡県立島田工業高等学校)
TRT 療法によるTCI音声周波数 位相順応の研究

生物医学・健康科学

敢闘賞

阿久津 優衣
(奈良女子大学附属中等教育学校)
抗原多様性がアレルギー病態発症に与える影響

生物医学・健康科学

入選

動物科学

川本 一颯、三木 康太朗、小川 直之
(兵庫県立小野高等学校)
分子系統解析と地理情報システムを活用したヒメタイコウチ の分布地域の推定及び分布の遷移の推測

小野 克己
(佼成学園高等学校)
イシガイ目二枚貝の保全と生育条件に関する研究 ~生活用水路で発見された淡水産二枚貝個体群から考察する~

塩田 はな
(山村学園 山村国際高等学校)
カカオポリフェノールの経口摂取によるヘアレスマウスの日焼け予防効果

部家 司
(金沢大学人間社会学域学校教育学類附属高等学校)
カメの行動における映像視聴の影響

福田 莉子
(神奈川県立川和高等学校)
厩舎内において音楽が馬にもたらす効果

石渡戸 優
(逗子開成高等学校)
スズメと口笛の関係

植物科学

西田 優美奈
(横浜市立南高等学校)
糸状藻類(アオミドロ/サヤミドロ)を用いたバイオ燃料及び肥料の実用化に向けた基礎研究

松尾 楓、田中 龍之介、檜作 慎心
(兵庫県立小野高等学校)
香りを持つクロモジ類の分類学的研究

平岩 恋季
(岡山学芸館高等学校)
アマモ醤油 〜ジャマモと呼ばれた海草の可能性〜

豊島 美咲
(立命館高等学校)
オジギソウの刺激に対する順化の電位測定による解析

化学

小野 藍子、渡辺 陽日
(名古屋市立向陽高等学校)
二種類の溶質を含む水溶液の溶解度

臼井 貴一
(東大寺学園高等学校)
ルミノール反応における触媒と発光現象の関係について

神野 真帆、北林 優、岡部 剛士
(愛媛県立松山南高等学校)
酢酸系エステルを用いた溶媒鹸化法のメカニズムの解明~キレート効果やキレート環の生成の確認~

廣谷 康太郎、倉内 あいり
(大阪桐蔭高等学校)
ヨウ素デンプン反応物を含有したCNFシート・多孔質フィルム・ろ紙・ティッシュ類の抗菌・防カビ効果

東 由佳莉、宮庄 伶奈、結城 響子
(広島大学附属高等学校)
米糠由来バイオディーゼル燃料の生成に関する研究 ~油脂の抽出方法とBDF合成触媒の検討~

森村 亮太、山﨑 暖己
(奈良県立奈良北高等学校)
信号反応とゲーミング反応

堀江 実徳、今井 優弥、辻 怜矩
(岐阜県立岐阜高等学校)
プラスチックの紫外線による劣化と高級水性樹脂の吸収量の関係

中村 哲
(筑波大学附属高等学校)
クロムミョウバンの水和物の性質を用いて、溶融したクロムミョウバンから十二水和物を効果的に得る方法について

生井 陽行
(立教池袋高等学校)
HClと金属塩化物の混合溶液による加熱したCu板の表面物質除去効果について.

橋詰 英虎、小川 紗来、猪狩 葵生
(東京工業高等専門学校)
亜鉛空気電池の太陽エネルギーによるリサイクル

細川 昂大、小林 瑞葉、日吉 綾香
(富山県立富山中部高等学校)
セルロース構造をもつ高分子の溶液中で420nmの光により形成される銀ナノコロイド

東 拓優
(立教池袋高等学校)
信号反応の還元機構に糖が与える影響

田久 直樹、立石 唯人、谷津 晴夢
(大阪府立千里高等学校)
電気分解時に陽極の炭素棒によって起こる黄変について

生化学

内海 紅梨
(お茶の水女子大学附属高等学校)
廃棄されるマグロの皮でせんべいを作る

細胞・分子生物学

亀 允斗
(石川県立七尾高等学校)
アオリイカの表皮に存在する色素胞に対するホルモンの作用 ~in vitro バイオアッセイ系による解析~

岩佐 優花、青山 晴紀、下脇 絢人
(神奈川大学附属高等学校)
エジプトに渡来した日本米「Yabani」の由来

微生物学

目黒 沙樹、白銀 陽菜、新野 陽平
(福島県立安積高等学校)
麹菌「カビA」の活用 〜食べ残しからバイオエタノール〜

山谷 優衣、南園 朝子、藤田 咲希
(秋田県立秋田高等学校)
食品保存料ナイシンと香料バニリンとの相乗効果

物理学・天文学

陰山 麻愉、石井 漸、永井 翔
(兵庫県立姫路東高等学校)
外部磁力による磁性流体のスパイク形成の条件(その2)

舛田 崇光、千代森 颯真、川上 悠
(熊本県立宇土高等学校)
定常波による水槽の重さの不思議

内田 彩尊
(渋谷教育学園幕張高等学校)
林 忠誉
(St. Mary's International School Tokyo)
Webカメラを用いた放射線の測定と画像解析

田中 麻尋、林 海聖、住村 陸斗
(鳥取敬愛高等学校)
昼夜の気温変化によって揚水または発電する方法について

松下 千穂里、中井 莉世、永田 仁紀
(女子学院高等学校)
小型宇宙線検出器Cosmic Watchを使用した超高エネルギー宇宙線探索

地球・環境科学

衛 千尋
(市川学園 市川高等学校)
バナナの茎と綿繊維を用いた除菌ティッシュ用シートの作製

吉井 由、河元 千代乃、川田代 航汰
(池田学園池田高等学校)
簡易アルカリろ紙法を用いた桜島の火山ガス観測と火山ガス放出モデルの提唱

上内 直樹、門田 康汰
(大阪桐蔭高等学校)
繊維とウエットティッシュによるマイクロファイバー汚染 ~河川のヘドロ中と海水浴場の砂中と加水分解酵素による質量減少速度~

金村 亮佑、荻田 知明、小松 海音
(愛知県立時習館高等学校)
ニホンウナギをさがせ!

計算生物学・バイオインフォマティクス

平島 柑奈、西角 心香、馬越 ひかり
(兵庫県立小野高等学校)
種間関係を解明し,スミレ属ミヤマスミレ節の種の実体に迫る!

システムソフトウェア

齊藤 孝介、今井 一真、大塚 一允
(群馬県立高崎高等学校)
CNN及びLSTMによる筆跡鑑定とその判断根拠の可視化

戸梶 璃音、河野 真緒
(福島県立安積高等学校)
blenderによるボウリングゲームのシミュレーション

ロボット工学・知能機械

黒田 真行
(甲南高等学校)
災害用ロボットの開発

杉山 大樹
(武蔵高等学校)
Emotional Feature Analysis Using AI Models Trained on a Personal Dataset

機械工学

眞野 海璃、中川 裕太、木戸 沙織
(兵庫県立洲本高等学校)
食品に含まれる糖を用いたロケットエンジンの開発

原 隆志、奥田 匠、加藤 大稀
(名古屋市立向陽高等学校)
人間の構造に近い二足歩行ロボットの研究

表 真由
(渋谷教育学園幕張高等学校)
ゲルニードルアレイとグルコース濃度応答性ゲルビーズによるパッチ型生体情報センサ

材料科学

シモンズ 煌大、立石 竜慶、則包 十和
(香川県立観音寺第一高等学校)
地元の廃棄物を新たな活性炭の原材料として利用する ~ブロッコリーの茎は活性炭の原材料になり得るか?~

諏訪 極、齋藤 愛美、吉滿 律稀
(樹徳高等学校)
キャベツパウダー成分(β-アラニン・プロリン・グリシン)と飼育密度がカイコ・シルクに与える影響

エネルギー:持続可能な材料・設計

今井 樹志、間峠 結、髙野 敬亮
(大宮開成高等学校)
寒天を用いたアルミニウム、マグネシウム電池の二次電池化について

高橋 佐和、玉置 莉子、白土 花奈
(山口県立下関西高等学校)
下関市風力発電導入大作戦

田中 瑠太郎、地田 真也、吉岡 依咲
(富山県立富山中部高等学校)
カナメモチの赤色の新葉のアントシアニンを用いた色素増感太陽電池

中川 蒼空、櫻井 愛璃
(大妻嵐山高等学校)
セイヨウミツバチを用いた水素発生と燃料電池への応用

環境工学

菅野 花鈴
(東京都立多摩科学技術高等学校)
家庭から排出されるマイクロファイバー回収装置の開発

植田 紗世、松本 好未、宗﨑 海斗
(愛媛県立西条高等学校)
おむつ灰からのセスキ炭酸ナトリウム合成 ~愛媛県西条市のゴミ問題解決に向けて~

矢野 颯大、阿部 汰紀、宮川 瑠唯
(山口県立下関工科高等学校)
帯状プラズマジェットによる殺菌装置の試作

生物医学・健康科学

近藤 蓮
(愛知県立豊田西高等学校)
遺伝子組み換えマウス間の神経損傷に対する応答の違い

浮穴 あいか
(AICJ高等学校)
中高生の生活習慣と発汗との関係

数学

竹山 陽斗
(静岡県立清水東高等学校)
逆数列の定義とその応用

藤野 大基
(神戸大学附属中等教育学校)
連対数の性質と連分数の一般化の方針

中 洋貴
(灘高等学校)
ある平面幾何の定理について

中澤 建貴
(筑波大学附属駒場高等学校)
サイクロイド類の考察

妻鹿 洸佑
(筑波大学附属駒場高等学校)
交代二項変換から超幾何級数の関係式を導く

佳作
動物科学

内藤 千晶
(早稲田大学本庄高等学院)
小型河川エビ(カワリヌマエビ属)の性はどう決定されるか

田口 葵央良、上原 菜々子、矢立 心美
(四天王寺高等学校)
ダンゴムシの走触性と交替性転向反応の意義

高岡 璃子、村岡 優里
(兵庫県立宝塚北高等学校)
飼育下におけるカワムツの攻撃行動を引き起こす鍵刺激の探索

山口 遥叶
(茗溪学園高等学校)
昆虫のフンは植物の生育を促進するのか

植物科学

菅原 七海
(多治見西高等学校)
冬季の高温遭遇がストック花色に及ぼす影響の解析と花弁濃色化変異体の解析

植田 彩花、穂波 佑成、松永 卓也
(兵庫県立小野高等学校)
クロモジのホルムアルデヒドに対する有効性 ~シックハウス症候群の改善を目指して~

青木 英那
(土浦日本大学高等学校)
藻類廃棄物のゼロエネルギーコストでの完熟堆肥の作製とその有効性の検証 〜世界を「食料問題」から守る〜

橋本 花稟、植田 圭悟、木梨 和奏
(兵庫県立明石北高等学校)
ネビキグサを保全せよ ~生育、発芽に最適な条件を追い求めて~

平野 沙季、峯田 結衣、木村 友里笑
(愛知県立時習館高等学校)
ユリノキ葉色素による染色メカニズムの解明

化学

初田 実優、河野 華、中村 公美子
(山口県立下関西高等学校)
カイロを変えろ!!~資源循環につながるカイロを作る~

山本 大樹、藤田 紗希、藤本 珠緒
(兵庫県立宝塚北高等学校)
和蝋燭の灯芯に対する硝酸エステル化の影響

有田 裕翔、永田 雅樹
(愛媛県立松山中央高等学校)
自然エネルギーを用いた水の電気分解による水素生成の最適条件

清水 麻矢、菅田 紡輝、李 美萱
(富山県立富山中部高等学校)
フェーリング液に浸けた亜鉛表面に生じる銅の多様な色彩の変化

林 陽音
(美濃加茂高等学校)
武藤 駿佑
(岐阜県立岐阜高等学校)
P450BM3によるデコイ分子を用いた水酸化反応

小川 達士
(東京都立戸山高等学校)
アルマイト処理によるビスマスの着色

香川 陽菜
(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校)
二種類の溶質が水に溶けるときの規則性

微生物学

今村 菜々子
(京都先端科学大学附属高等学校)
オニクマムシの排泄行動は体全体のポンプ機能に起因した.

村上 陽向、近藤 百々花、門田 未来
(愛媛大学附属高等学校)
プラスチックを餌に飼育したミールワームの腸内細菌を利用したプラスチック分解技術の開発

寺田 遥香
(埼玉県立川越工業高等学校)
手に沁みない消毒液の研究

物理学・天文学

大坪 遥生、池田 優咲、増田 克哉
(静岡県立清水東高等学校)
流体力学から見た血栓の成長過程

地球・環境科学

山口 森史
(千葉市立千葉高等学校)
起こせ!タイダルボア

重吉 絢斗、西岡 治弥、菱田 琉斗
(池田学園池田高等学校)
桜島南岳火口における噴火に伴う火山雷の特性評価と発生モデルの提唱

田中 宏汰、三好 啓太、大西 悠貴
(愛媛県立松山南高等学校)
アリ相から見た松山市の自然林と造成林の環境

黒瀬 こころ、土門 里桜、鎌田 美舞菜
(池田学園池田高等学校)
自動噴気温度記録計と簡易希釈法による指宿火山群の火山ガス調査

システムソフトウェア

服部 健汰
(鈴鹿中等教育学校)
アドホックネットワークを用いたAMR経路制御の実機実験による検証

材料科学

前田 咲菜
(文京学院大学女子高等学校)
面白いはおもしろい 〜伝統的な化粧『白粉』の組み合わせによる発色の違い・粉体工学的な解析〜

鈴木 蒼唯、福原 良太
(順天高等学校)
高額な器具や高度な技術を用いずに構造色を作る

林 昊樹
(豊川高等学校)
山田 純大
(静岡県立浜松北高等学校)
実験・シミュレーション・計算によるPdおよびPd-Ag合金の水素透過能の評価

環境工学

平松 広泰
(名城大学附属高等学校)
擬塑性流体の流動特性

生体医工学

中村 優翔、山口 友梨子、三浦 英将
(山口県立下関西高等学校)
片方の手の握力を鍛えると、もう片方の手の握力も上がる?

松柳 佳奈
(ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校)
Neurofeedback for Anorexia ? RelaxNeuron ? Aimed in Dissolving the Root Neuronal Cause

数学

池谷 萌、塩島 萌香、篠ヶ谷 雄人
(静岡市立高等学校)
ハーディ・リトルウッドのF予想を用いたガウス素数の分布についての考察

佐藤 光
(東京都立日比谷高等学校)
ソート処理時間から考察する計算量再評価

潮 櫂宜、西岡 暖生
(広島県立広島高等学校)
拡張Collatz操作における収束・発散の有効な推測法

伊藤 奏太
(宮城県宮城第一高等学校)
多角的な視点から曲折した円柱の体積を求める

井上 友裕
(奈良女子大学附属中等教育学校)
n次元における中線定理

※生徒や学生の名前は、JSEC2023の応募時に入力された順番で掲載しています。

過去の表彰研究作品

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