英訳版(Vol.1~5)
550円(税抜価格500円)
サイズ:A4判
書き写し14回/1冊あたり
英語を読む力を身につけ、発信する力に!
より抜きの「天声人語」の英訳14 回分を書き写します。天声人語の原文(日本語)も掲載しています。時事英語にも詳しくなれます。
印刷された英訳を正しく書き写す
- ①タイトル下の英題を見ましょう。なじみのある話題、関心のある事柄であれば、英訳をじっくりと読んでください。そうでなければ、巻末に掲載した原文を先に読んでください。内容を理解したうえで英訳を読むと、初めて見る単語やフレーズの意味も推測でき、読みやすくなります。意味を理解してから英文を書き写すことが大切です。
- ②単語ごとに書き写すのではなく、意味のまとまりごとに書き写しましょう。1段落書き写すごとに手本と見比べ、正確に書き写したかどうか確認しながら書いていきましょう。
- ③英単語や用例など、辞書で調べたことを書き留めておくときに使ってください。メモ欄として自由に使ってもかまいません。
天声人語の収録期間(Vol.1~Vol.5)
それぞれの天声人語の掲載期間は以下の通りです。
- Vol.1:2020年7月~2021年6月
- Vol.2:2021年7月~2022年1月
- Vol.3:2022年2月~2022年7月
- Vol.4:2022年8月~2023年1月
- Vol.5:2023年
監修の高田智子・清泉女子大学教授に聞く英語の形・意味・使い方を身につける
外国語の熟達度を評価する国際指標のCEFR(ヨーロッパ共通参照枠)には初級から上級までA1~C2の6つの段階があり、その言語が話されている国で生活できるレベルがB1です。ある一部上場企業が全従業員を対象にした調査では、8~9割がAレベル(初級)という結果が出ました。日本人の英語力は社会人でも B1より上の人が 10 ~ 15%しかいないということになります。
「天声人語書き写しノート 英訳版」は、CEFRではBレベルに相当します。身近な状況に対応できるレベルから社会生活ができるレベルへステップアップするためのよい教材になると思います。ただし、意味もわからずにただ書き写すだけでは「作業」になってしまい、力にはなりません。考えながら書くことで力になります。まずは英訳を読んで理解することから始めましょう。
このノートは英語をアウトプットする一歩手前、リハーサルのような位置づけで使えると思います。発信力をつけるためには、単語だけでなく意味のまとまりごとに覚えて頭に入れることも必要です。聞くだけではすぐに忘れてしまいますが、書くことで記憶に残りやすくなると思います。正しく書き写して理解が深まれば、英語で発信するときにすぐに使える道具(表現)が増えていきます。
CEFRのA2からB1を目指して英語力を高めるためには、正確さと、流暢さ(止まらずに読み進む、話し続ける)の両方のバランスが大事になります。間違いを恐れずに英語を使うことも大切ですが、英語の形・意味・使い方を正しく身につけることも必要です。このノートを使った書き写しは、正確さに重きを置く学習としてうってつけです。質の高いインプットになりますので、じっくりと正確に取り組んでください。書き写しだけで英語力が上がるわけではありませんが、継続することで英語の勉強のモチベーションにつながることも期待できます。
「天声人語」の英訳を1回書き写して終わらせてしまうのはもったいないです。味わいがあって考えさせられる内容のコラムですから、繰り返しじっくりと読んでください。
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清泉女子大学教授。専門は英語教育学・応用言語学。CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の日本の英語教育への適用、言語活動の指導と評価について研究し、教員養成、教材開発等に生かしている。関東甲信越英語教育学会理事。主な著書に『CEFR-Jガイドブック』(共著)、『ヨーロッパ言語参照枠(CEFR)から学ぶ英語教育』(共訳)など。NHKラジオ「基礎英語2」講師(2018年度~2020年度)。同「中学生のための基礎英語レベル2」講師(2021年度)。
Asahi Weeklyに掲載!「天声人語書き写しノート 英訳版」活用の極意
「天声人語書き写しノート 英訳版」の活用方法について、Asahi Weekly(1月23日付)に掲載されました。
林剛司さん(神戸学院大学専任講師)が、長年の経験に基づく効果的な英文の筆写のポイントを詳しく解説しています。
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