グランドアワード[文部科学大臣賞/科学技術政策担当大臣賞/科学技術振興機構賞]
文部科学大臣賞 賞状、盾、研究奨励金
(マリスト国際学校)
競技かるた選手を対象にした共感覚の
後天的獲得可能性の検討
⾏動・社会科学
幼少期から⽂字や⾳に⾊が⾒えるという認知特性を持ち、⼩学5年⽣より競技かるたに取り組んできました。その過程で、札や詠みに、⾊を感じる共感覚を持つ選⼿が多いことに着⽬。競技かるたにおいて、後天的に共感覚を獲得する選⼿の存在や、先天性と後天性では共感覚⾊の形成に違いがある可能性を⽰し、競技かるたが共感覚獲得の⼀因となることが⽰唆され、共感覚は先天的に獲得されるとする定説を覆しました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>科学技術政策担当大臣賞 賞状、盾、研究奨励金
大久保亜美(山脇学園高等学校)
日本のイモリ属(Cynops)の繁殖生態は
どのように獲得されたか?
動物科学
アカハライモリの繁殖期とされていた時期とは異なる、「秋から初夏」という考えに着目し、「なぜ秋から配偶行動を取り始めるのか」という疑問をもとに、研究を始めました。結果、多くのイモリ属は冬からを繁殖期としているところ、アカハライモリは世界分布で北限の日本の冬に適応するために秋の配偶行動を身につけたということが分かり、繁殖期を決める鍵が温度であると突き止めました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>科学技術振興機構賞 賞状、盾、研究奨励金
畠山乃愛、柴田怜奈(旭川工業高等専門学校)
自己修復性を有する
アルミニウム防食用有機/無機ハイブリッド
二重構造表面層の開発
材料科学
様々な用途で用いられているアルミニウム材料の腐食を防ぐために用いられる塗装は,欠陥が形成すると激しい腐食が進行していくことが知られています。これを根本的に解決するため、何の処置をしなくても欠陥が補修される有機/無機複合表面層を開発しました。この成果より、欠陥が生じた際にも、塗膜自身が自己修復構造を形成することにより、下地アルミニウムの露出を抑制し,高耐食性が維持されることがわかりました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>特別協賛社賞[花王賞]
花王賞 賞状、研究奨励金
竹下香穂、古井咲良、佐藤茉愛沙(静岡理工科大学 静岡北高等学校)
低温蓄熱とペルチェ素子を組み合わせた
省エネクーラーの開発
エネルギー:持続可能な材料・設計
ペルチェ素子に電力を供給すると、片面の温度が下がり、別の面の温度が上がります。冷却に利用するには、素子に供給する以上の電力を用いて、冷却ファン等で別の面を冷やす必要があるため、別の面で発生した熱を蓄熱材に貯めた後、別のペルチェ素子で電力に変換しました。その結果、液体と固体の状態変化によって蓄熱する蓄熱材を用いると、融解温度付近で、冷却と電力変換が促進されることを発見しました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>協賛社賞[JFEスチール賞/栗田工業賞/日本ガイシ賞/ソニー賞/デンカ賞/荏原製作所賞]
JFEスチール賞 賞状、研究奨励金
木村遥(新居浜工業高等専門学校)
磁性光触媒粒子による水質浄化システムの開発
材料科学
光が照射されると材料表面で酸化還元反応が起こり、有害物質やウイルスを分解できる新しい材料である光触媒に磁性を持たせることができれば、途上国や汚染された水を太陽光で分解した後、磁石で回収して再利用できると考え、研究を始めました。その結果、文献をもとに、太陽光により河川の汚水成分の分解を行う、磁石に吸着する良好な磁性ナノ粒子の合成に成功しました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>栗田工業賞 賞状、研究奨励金
工藤良史(浅野高等学校)
バイオチャー散布が森林生態系の炭素収支に
与える影響と炭素隔離効果の長期的検証
地球・環境科学
森林は炭素固定能が高く、地球上で炭素の貯蔵庫として機能していますが、森林伐採などで面積が減少し、地球温暖化への影響も大きくなっています。バイオチャーは温暖化の緩和策として注目されてきたものの森林を対象とした研究は少なく、校内の山林にバイオチャーを散布して森林での効果を検証しました。結果として、バイオチャーは森林の炭素固定能を改善し、長期的な炭素隔離につながることが明らかになりました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>日本ガイシ賞 賞状、研究奨励金
西田優美奈(横浜市立南高等学校)
糸状藻類(アオミドロ/サヤミドロ)を用いた
バイオ燃料及び土壌改良材の実用化に向けた
基礎研究
地球・環境科学
5年前に藻類に興味を持ち、生命力の強い糸状藻類に着目して藻類のバイオ燃料の製造コスト削減を目指し研究を行いました。培養に最適な条件を調査して大量の培養を継続し、1.8〜4.1%だったオイル含有率などを調査して製造コストを算出。さらに成分分析の結果、残渣に窒素、リン、カリウムの含有を確認し、土壌改良材としてビジネスが成立しうる試算となりました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>ソニー賞 賞状、研究奨励金
黒木勇人(早稲田大学高等学院)
ドローン配送のエネルギー消費量および
配送時間の削減:K-Meansクラスタリングと
TSP(巡回セールスマン問題)の活⽤による
「1回の配送で複数のパッケージを複数の
⽬的地に届ける」⽅法の開発
ロボット⼯学・知能機械
多くの配送ドローンは電池の制約により毎回配送拠点に戻りますが、一度に複数の配送目的地を巡れば時間とエネルギーを節約できることに着目し、互いとの距離が近い目的地をグループ化して最適経路を計算することで、複数の目的地を一度に巡る効果を最大化する配送システムを開発しました。検証の結果、従来の方法よりも配送時間とエネルギー消費量を最大50%以上削減でき、完全自動の配送飛行実験も成功し、実用化に近づけました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>デンカ賞 賞状、研究奨励金
平尾瑞姫、井上真緒、川田愛(米子工業高等専門学校)
中高温領域で動作する燃料電池の作製
エネルギー:持続可能な材料・設計
高専1年生の春から卵の殻の内皮について調査する研究を行い、卵殻膜の高温での安定性の高い性質を知り、それが高温動作できる燃料電池の材料に使えると予想して、それを明らかにする実験を行ってきました。卵殻膜を加工して用いて導線を繋ぎ、燃料を入れて高温にした後、テスターで発電性能を調べた結果、卵殻膜の位置を工夫した装置を開発して、100度以上の条件における安定した発電動作に成功しました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>荏原製作所賞 賞状、研究奨励金
浦口愛彩、辻󠄀優里香、新倉里咲(玉川学園高等部)
人工眼球を用いたベンハムのコマの
錯視現象の解明
⽣体医⼯学
色を感じる個人差と錐体細胞の遅延が色の知覚に与える影響について調べた研究です。ベンハムの独楽を使い、物体の速度や柄の分割が色の視認性に与える影響を調べ、目が色の刺激を受けて実際の色とは異なる色が見えてしまう補色残像現象との関連性を確認しました。また、3つの波長の強度変化と照明時間による違いを分析。人工眼球で錐体細胞の光応答メカニズムを再現し、目が光を受けて錐体細胞が反応する仕組みを明らかにしました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>主催者賞[朝日新聞社賞]
朝日新聞社賞 賞状、研究奨励金
小野克己(佼成学園高等学校)
イシガイ目二枚貝の
保全と生育条件・生態に関する研究
~生活用水路で発見された個体群から考察する~
動物科学
タナゴの繁殖に必要なイシガイ類が減っていることから、タナゴを守るため、この研究を始めました。水が汚れている水路を見つけ出し、なぜそこにたくさんのイシガイが棲むことができるのか、と興味もち、調べてみると汚れが沈殿しない流れにより、砂礫の広がる水底では生息できると分かりました。さらに、貝殻の周りに出来る水の渦が、えさをとったり繁殖したりする効率を上げている、などの生態が明らかになりました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>特別協賛社奨励賞[花王奨励賞]
花王奨励賞 賞状、副賞
萩原健登、山下颯斗(静岡理工科大学 静岡北高等学校)
炭酸ナトリウムを用いた二酸化炭素回収の検討
化学
「キャンディーで炭酸飲料の泡が噴き出る現象」を部活で新入生に紹介した際、温暖化の原因であるCO₂に興味を持ちました。そこでCO₂を重曹として回収し、酷暑を抑えられないかと考え、利用価値がある高濃度のCO₂を得るためにキャンディー材料の乳化剤で重曹の熱分解を促進。夏季の気温で電力を使わずに高濃度なCO₂が得られる可能性を検証できた点が研究成果となりました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>花王奨励賞 賞状、副賞
石田那央(早稲田大学高等学院)
腸内細菌叢の観点から見た
ミルワームの特異的な食性と消化について
~新しい発泡スチロールの処理方法の
確立に向けて~
微⽣物学
趣味で爬虫類を飼い、その餌としてミルワームを育てていたところ、ミルワームが誤って混入した発泡スチロールを食べていることに気づきました。この発見をきっかけに、発泡スチロールを消化する仕組みを実験で調べたところ、ミルワームの腸内細菌が発泡スチロールの分解に関わっていることや、乳酸菌という細菌がこの消化に重要な役割をしている可能性があることがわかってきました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>協力社賞[竹中工務店賞/パイロットコーポレーション賞/住友ベークライト賞/エクシオグループ賞/阪急交通社賞/朝日学生新聞社賞]
竹中工務店賞 賞状、研究奨励金
茂木杏珠、大矢樹里(山脇学園高等学校)
環境にやさしく、雑草を減らす
~コーヒー豆かすを使い雑草を生えなくしたい~
植物科学
廃棄されるコーヒーかすを、雑草の成長抑制剤として再利用することに着目しました。カフェインなどの作用によりコーヒーかすは5.0kg/㎡で成長抑制に効き目があり、少ないコーヒーかすでも効果がある方法や、雑草が多いイネ科とマメ科には特に効果があることがわかりました。農作物が育つなか、雑草だけに抑制効果を与える製品を作り、コーヒーかすを燃やさず再利用して、二酸化炭素の削減も目指したいです。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>パイロットコーポレーション賞 賞状、研究奨励金
藤井佑成(千葉県立千葉高等学校)
断頭三角柱の体積公式の断頭多角柱への応用
~多角形の2つの重心に関する定理の発見~
数学
断頭三角柱において成立する(体積)=(底面積)×(高さの平均)という公式を、一般の断頭多角柱に拡張することを目指し研究した結果、断頭正多角柱においてもこの公式が成り立つという定理の新たな証明、更には3つの定理と1つの証明方法を新たに発見し、断頭多角柱において公式が成立するための十分条件を明らかにすることに成功しました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>住友ベークライト賞 賞状、研究奨励金
野田美桜(お茶の水女子大学附属高等学校)
水分による張り付きを抑えた
ハードカプセルの開発
⽣物医学・健康科学
薬用カプセルは、主成分がゼラチンで、消化管に張り付いて胃に到達できないことがあると知り、カプセル表面を粉末で覆い、課題解決を試みました。5種類の粉末で、カプセルをレール上で流して停留する確率を測定し、粉末粒子の観察と吸水性の測定を行い、考察に用いました。その結果、粉末のカバーはカプセルの張り付きを抑えるのに有効で、粒子が大きく丸い片栗粉が最適であるという結論に至りました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>エクシオグループ賞 賞状、研究奨励金
畑颯馬(津山工業高等専門学校)
法mのウエイト付きパスカル三角形の
クラスターが作る模様の研究
数学
数で作られる図形の研究を行っています。例えば、パスカル三角形を0と1で表すと、シェルピンスキーのガスケットと呼ばれる、全体図形に似た三角形がその中に無限に含まれているフラクタル図形になります。自分なりにいろいろな規則を考えて得られた図形のフラクタル性を研究することで、ある種の物理現象から作られる模様の数理モデルが構築できるのではないか考えています。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>阪急交通社賞 賞状、研究奨励金
田中喜大(筑波大学附属駒場高等学校)
膜の破れによって生じ得る
ウォーターベルの変形
物理学・天⽂学
鉛直な水流を水平な円盤に当てると、表面張力によって美しい水膜、いわゆるウォーターベルが形成されますが、このウォーターベルが、膜の表面を破いた時に大きく変形する現象を発見しました。そこでこの変形を説明するモデルを作成し、実験結果と比較した結果、この変形の要因は、ベル内外の圧力差の変化であることが示され、シンプルな原理を定量的に検証できました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>朝日学生新聞社賞 賞状、研究奨励金
植野菜々子(ノートルダム清心学園 清心女子高等学校)
イネ胚乳の生長についての研究
~サリークイーンの特性について~
植物科学
サリークイーンは「Basmati 370」と「日本晴」を交配して生まれたお米で、両方の性質の中間的な特徴を持ちます。この研究では、サリークイーンの粒の大きさとアミロース含有量が親の中間値であることを確認し、お米の形や性質を決める複数の遺伝子について解析を行った結果、それらの遺伝子が親と異なる発現量を持ち、中間的な性質になる原因となっていることを明らかにしました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>主催者奨励賞[テレビ朝日奨励賞]
テレビ朝日奨励賞 賞状、副賞
深津天馬(渋谷教育学園幕張高等学校)
ピアノ演奏における
「意識-運動-音の出力」の関係
⽣体医⼯学
4歳からピアノを専門的に学んできて、情景をイメージして演奏すると身体への意識なしに音色が変化することに疑問を持ち、演奏時の「意識-運動-音の出力」の関係を探究しました。初見時と10分練習後における演奏時の筋電計・高速度カメラ・脳血流測定を用いた比較では筋肉・動き・脳の効率化が、AI生成画像を見てイメージしながらの演奏では無意識の筋肉や動きの変化による表現が、示唆されました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>審査委員奨励賞
審査委員奨励賞 賞状、研究奨励金
横井杏樹(大阪教育大学附属高等学校池田校舎)
超幾何的多重ゼータ値による
MSW 公式の新導出
数学
18世紀から数学者たちは和をとる際、和を取る変数に大小関係の順序を定めることで様々な現象が起こることを発見してきましたが、そのような和のことを多重級数と言います。その変数を増やすことで多くの現象を発見することを目標に研究した結果、「双対性」と呼ばれる現象を一般の多重級数においても発見することができ、有限和の関係式の規則性を捉えるという成果も得ました
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>審査委員奨励賞 賞状、研究奨励金
趙佳旭(福岡インターナショナルスクール)
ゼブラフィッシュの体表模様の
Agent-Based Modelの分析
計算⽣物学・バイオインフォマティクス
ゼブラフィッシュの縞模様や斑点は、黄・黒・虹の色素胞が相互に排除・促進し合うことで形成されます。その現象のAgent-based Modelを使って、相互作用の重要性を調べるためにモデルパラメータの感度解析を行い、再現実験としてAgent-based Modelを再構築し、パラメータを変えると現れるパターンの形状特徴がどう変化するのか、MATLABで解析しました。結果、長距離相互作用と虹色素胞の重要性が示され、新しい変異種の存在の可能性が示唆されました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>審査委員奨励賞 賞状、研究奨励金
土田剛慎(早稲田大学系属 早稲田佐賀高等学校)
受動的モーフィング翼における
変形制御機構の提案と評価
機械⼯学
私は高校1年生の頃に受動的モーフィング翼に出会い、空気の力で翼の形が変わるという斬新さに感銘を受け、より幅広い飛行条件下で応用できるように変形を制御する機構を導入したいと考えました。理論的なモデルから翼の変形量を小さくする方法を考え、過重・風洞試験を通して、翼の変形量を定量的に解析した結果、リンクを用いた制御機構を構築することができました。
アブストラクト(研究の要約)はこちら[PDFファイルが開きます]>優秀賞
石丸夏実、大西寅ノ介、與那嶺真貴
(愛媛県立長浜高等学校)
マダコの鏡像自己認知
~タコは自分が分かるのか~
動物科学
マダコは鏡に写った像を自分だと認識できるのか?動物認知に関する研究で新しい可能性や価値観を見出そうと、マダコに鏡像を自分だと認識できる力があるかどうか、を調べました。鏡を通さないと見えない位置にマークを付け、反応を撮影・解析したところ、マダコの鏡像自己認知力を持っている可能性が示唆されました。
内藤恭子、大内唯斗、髙橋明梨
(宮城県古川黎明高等学校)
ユスリカの酸性泉への適応進化
動物科学
高校1年生から、ユスリカという昆虫で幼虫が酸性の温泉に生息する種の進化について研究し、潟沼という強酸性の湖に生息するサンユスリカのように、酸性泉ごとに酸耐性種が存在する可能性に着目しました。調査の結果、今まで一種の酸耐性種しか見つかっていなかった属で、新種の可能性のある酸耐性種を発見。酸適応を考察できる属が増えたことで、酸性泉への移入が各属の成立後に起こった可能性を提示できました。
永田帆帆子、谷口嘉乃、梅澤亜未
(兵庫県立明石北高等学校)
絶滅危惧種ネビキグサにおける
種子の発芽が制限されている要因と生育環境の解明
植物科学
本校周辺に生育するネビキグサという絶滅危惧種の保全に関する研究を行い、特に発芽困難な種子を形成することに着目しました。染色体数、花粉稔性などを調べた結果、いずれも異常がなく、配偶子形成は正常に行われていることが示唆され、温度に焦点を当てた発芽実験および種子の生存力を調べた結果、種子の生存力は極めて低いことが解明されたことにより、本種の種子は近交弱勢のために発芽が困難である可能性が示されました。
伊藤健太、舟木愛莉
(福島県立安積高等学校)
めざせ!カンゾウ(甘草)の国内自給
~挿し穂の水耕発根実験、グリチルリチン酸含量分析、
及び適環境条件の推定~
植物科学
漢方薬や食品に広く利用されている甘草という植物を国内生産するための条件を研究し、株を増やすためにカンゾウの挿し穂に植物ホルモンを投与すると発根率が高くなることを解明しました。また、有効成分を多く得るためには葉の健康を保つことが必要であると考察でき、地元である福島県郡山市は栽培に適していると推定できました。
初田全彦
(立教池袋高等学校)
鉄光触媒の可能性
化学
光触媒として使用される酸化チタンには高価なため、安価な鉄さびの光触媒としての有効性を調べた結果、鉄さびの一種のδ-オキシ水酸化鉄が、紫外光領域で酸化チタンと同等の活性を示すことを確認しました。結晶構造理論の考察や太陽電池への応用検証を通じて、δ-オキシ水酸化鉄が有望な代替光触媒であると結論付けました。
高木咲衣
(鈴鹿工業高等専門学校)
マヨネーズで知る乳化の可能性2
化学
多くの人が好きなマヨネーズは、本来混ざり合わない水と油を均一な液状にする乳化という現象を利用して作ります。この乳化のメカニズムを紐解くため、乳化剤として卵黄や大豆、さらに発酵の要素を取り入れ、乳化力の比較検証を行い、卵黄と大豆レシチンを合わせたマヨネーズの乳化力向上の可能性も確認できました。これまでに150以上のサンプルを作成し、味と健康面で優れたマヨネーズの可能性を探求しました。
青木英恵、岩﨑真奈
(玉川学園高等部)
酒粕の有効活用法
化学
猛暑の影響で酒粕が余っていると知ってその有効活用法を考え、美味しく健康に良い酒粕甘酒の作り方を検討したところ、酒粕には日本酒作りで使う麹菌と酵母菌が生きていることが分かりました。そのため、甘酒や様々な料理の風味と健康効果を高めること、短期間で発酵能力の高い酵母液を作製できること、土に混ぜると硝酸態窒素の上昇やタンパク質を含む生分解性プラスチックの分解促進効果が期待できることが分かりました。
渡邊翔太、大友菜結
(宮城県古川黎明高等学校)
発光バクテリアの発光強度と溶存酸素量
⽣化学
チゴダラという深海魚に共生する発光バクテリアの発光原理に着目し、酸素量に対する発光強度の変化を調べました。液体培地の中で発光させると、バクテリアが呼吸で酸素を消費し、溶存酸素量が一定の割合で徐々に減少することが確認できました。さらに、低酸素になると発光強度が急激に低下するということがわかりました。
石井遥、石川万智
(お茶の水女子大学附属高等学校)
1.5℃目標からバックキャストして導く、
各国の地球温暖化政策の分析と評価
⾏動・社会科学
模擬国連活動を通し、各国のCO₂削減目標を足し合わせても1.5℃目標を達成できないこと、原因として政策を決定するアプローチと削減量の分配における衡平性に問題があることに気がついたことから、バックキャスティングの導入と衡平性の原則を数式に反映して各国の許容されるCO₂排出量、基金への資金拠出割合を算出し、現状と比べて各国の政策を分析、評価しました。
長屋和樹
(早稲田大学本庄高等学院)
和太鼓の彫りと音色の関係性
物理学・天⽂学
幼少期から和太鼓の練習を続け、太鼓の内側に様々な形状の彫りがあることに興味を持ち、4種の彫りの形状が音に影響を与えるか研究しました。3Dプリンタで同じサイズの太鼓を作り、音を解析した結果、内部が波型の彫りは余韻が長く、六角形の彫りは遠くでも音が残り、槍の様な彫りはノイズが少なく、鱗の様な彫りは低音が響くことが明らかになりました。内部の違いにより音が変化する事を昔の人達は知っていたことが判明しました。
吉松尚輝
(京都市立堀川高等学校)
自作した電波望遠鏡でみる銀河の姿
物理学・天⽂学
部活の先輩から天の川が水素からできていること、その水素から電波が放出されていることを聞き、その電波の波長を調べることで天の川の運動を求められることも知りました。当時、力学に興味をもっていたことから、電波を通して天の川の運動を調べようと、アンテナを自作して水素の電波を繰り返し観測した結果、天の川の運動が単純な法則から求められるものと異なる、ということを証明できました。
三具渚彩、山野菜穂
(お茶の水女子大学附属高等学校)
あなたの声、再現します。
~子音と母音から声を分析、再現する~
組み込みシステム
高校2年の時から音声分析と音声再現をもとに、自分の声で出力される翻訳機の制作を目指してきました。実験により声を子音と母音に分け、子音はそのまま使用し,母音は個人で異なる音の三要素の音色、高さ、大きさを分析した上で再現しようと考え、母音のフォルマントをプログラミングによって移動させるという方法で試行錯誤を重ね、翻訳機の仕組みを考え出しました。
敢闘賞
赤尾祐輔
(京都市立堀川高等学校)
セミの空洞での音の増幅の再現と発音効率の評価
~セミの腹部モデルを用いた共鳴の再現~
動物科学
宮本果歩、木下唯、白石こころ
(松山南高等学校)
イチョウ葉および果実の抽出液によるリパーゼ活性阻害効果の検証
生化学
瀬野和磨
(広島叡智学園高等学校)
Excelを用いた多数決方式の比較
行動・社会科学
岡本茉麻
(三田国際学園高等学校)
心理学における構成概念と実在論
行動・社会科学
山本純也
(兵庫県立小野高等学校)
ミヤマスミレ節、葉が切れ込むスミレ種の分類学的研究
計算生物学・バイオインフォマティクス
太田爽楓、古南花衣
(津山工業高等専門学校)
シャボン玉の干渉模様のゆらぎの研究
~黒い膜の研究から迫る~
化学
仲埜実由菜、川野仁子、永松けい
(池田学園池田高等学校)
「石川日記」と「弘前藩庁江戸日記」の天気記録で江戸時代の天候を復元してわかったこと
~独自の復元方法の検討~
地球・環境科学
米田直人、堀田舞衣、西田琉花
(熊本県立宇土高等学校)
知らない現象(不知火現象)を科学する6
~地震により引き起こされる幻の現象の観測~
地球・環境科学
金子歩睦、高橋遼匠、鍋井莉緒
(広尾学園高等学校)
平行移動完全数を用いた完全数の性質
数学
岡田結菜
(市川高等学校)
世界各地の古記録から1006年の超新星を再考する
物理学・天文学
新宅隼士
(愛知県立岡崎高等学校)
テスラコイルの動作解析
物理学・天文学
岡野柚花、甘中未紗、南理代
(兵庫県立小野高等学校)
香りを持つクロモジ類の分類学的研究
植物科学
永岡優陸
(東京都立多摩科学技術高等学校)
より人間に近い動きをする筋電義手の開発
ロボット工学・知能機械
猪熊蓮音、金澤侑一郎、黒川祥大朗
(群馬県立前橋高等学校)
AIによる自転車の自動ブレーキシステム「トマールくん」の開発
ロボット工学・知能機械
宰田晴基、坪井響樹、井手駿介
(岡山県立岡山一宮高等学校)
ビジュアル型とテキスト型を融合させたプログラミング環境の試作
システムソフトウェア
竹原野々花、望月堅斗、海田祐生
(岡山県立岡山一宮高等学校)
オープンスクールが開催できるメタバース空間の試作
システムソフトウェア
入選
動物科学
部家司
(金沢大学附属高等学校)
視覚刺激がカメの行動・知能に与える影響とカメの個体識別能力
飯野竜成
(六甲学院高等学校)
魚類における体サイズと内臓の特徴及び健康の関係
石渡戸優
(逗子開成高等学校)
スズメが口笛に反応するのはなぜ?
後藤愛由
(宮崎県立宮崎北高等学校)
太陽黒点増加に伴うヨーロッパコマドリの分布変化
松岡瑠奈、久保茉奈美
(愛媛大学附属高等学校)
マツカサガイの保全活動の効果と移植個体を用いた自然再生地の評価
生体医工学
米田浩大、出口諒真
(名城大学附属高等学校)
浮遊ポリマー水溶液を併用したポリマーブラシ膜の潤滑メカニズムの解明
生物医学・健康科学
阿久津優衣
(奈良女子大学附属中等教育学校)
多様性でアレルギーを克服!
~アレルギー患者急増の原因に迫る~
沼田まな
(東京都立日比谷高等学校)
認知症患者に対するぬいぐるみ型デバイスを用いた効果的な回想法の実施
岩崎友哉、三輪有輝
(静岡県立清水東高等学校)
健康の観点からのメイラード反応の最適な加熱条件の考察
生化学
鈴木雅人
(早稲田大学高等学院)
沖縄県産サンゴにおける刺胞毒の調査と応用
行動・社会科学
野口榮介
(金沢大学附属高等学校)
絶対化された価値観についての研究
古清水美優
(八千代松陰高等学校)
災害における障害者の困難と社会的なつながりに関する研究
ー常用薬の災害対策を中心にー
鳥飼星翔、石野良樹、中井秀将
(東京工業大学附属科学技術高等学校)
興味の間接的関与による集中力の変動について
計算生物学・バイオインフォマティクス
HsuAllison
(大阪YMCAインターナショナルスクール)
Predicting Cross-Species Transmission of Influenza A Virus Using Explainable AI
答島綾香
(東京都立新宿山吹高等学校)
単一ニューロンの情報処理におけるドーパミンの影響
Leaky Integrate and Fireモデルによる分析と評価
化学
木野村明優
(広島女学院高等学校)
超臨界二酸化炭素中でのインジゴによる染色
飯田桃菜、黒田莉梨、菟田明澄
(安田学園高等学校)
高温で性能の下がらない太陽電池?Ru色素とTPのバイカラーの可能性?
西川陽菜、山本柊、横山慶子
(富山県立富山中部高等学校)
銅(Ⅱ)錯イオン水溶液に浸けた真鍮表面に生じる構造色
~溶液に浸ける時間で変化する干渉色の織りなすアートな世界~
伊東愛、日野絢音、神谷怜実
(富山県立富山中部高等学校)
媒晶剤のカルボキシ基の電離で形が変化するNaCl型結晶
佐藤圭眞
(東京都立小石川中等教育学校)
ポリアニリンを用いた導電紙の作成と発展
橋口晃拓
(宮崎県立宮崎北高等学校)
ヒドロキシプロピルセルロースの圧力応答性の数式化
~圧力測定シートの実用化を目指して~
細胞・分子生物学
相馬結衣花、杉森天音、清水匠
(神奈川大学附属高等学校)
ルーツを探る!エジプトに渡来した「Yabani」の由来
地球・環境科学
大河原凛太、柳原千穂
(大阪桐蔭高等学校)
マイクロファイバー汚染のポリエチレンテレフタレートを細菌で分解する研究
竹本真埜
(富士見丘高等学校)
天気予報の精度に影響を与える局地的な現象等の分析及び予報気温の補正
谷田聖花
(聖心女子学院)
緑色蛍光タンパク質が刺胞動物と藻類の相利共生に与える影響
成田尚亮、田村紘雅、木山巧翔
(山口県立下関工科高等学校)
地域の雷観測とスマホへの発雷情報発信
エネルギー:持続可能な材料・設計
松本真咲、中野里咲、増岡絢音
(山口県立下関西高等学校)
プラスチックも種類で分別する時代へ
大迫悠暉、中村優心
(静岡県立清水東高等学校)
疑似濃淡電池の反応機構の解明
渡邉莉那
(静岡学園高等学校)
量子アニーリングを用いた電源構成の最適化とシミュレーテッドアニーリングによる比較検討
機械工学
熊晃太、小野寺董真、小野寺将人
(宮城県仙台第三高等学校)
靴紐の最大摩擦力測定装置の開発
角田一咲、渡邊ひなた、小松蒼樹
(北海道旭川東高等学校)
気温変化によってエネルギーを取り出す方法について(低沸点物質の利用)
橋本幸樹、川澄遼太
(逗子開成高等学校)
既存のアイデアの改善による新たなロケット再使用の実証
和田晄輝、加藤尚杜、新村瑛太
(屋代高等学校)
簡易ベッドの制作
組み込みシステム
原田悠世
(玉川学園高等部)
画像認識の学習用画像生成
環境工学
本村日菜子
(長崎日本大学高等学校)
現代の環境問題
~生活廃棄物の再利用について考える~
濱﨑紫萌、有村菜摘、酒井美月
(長崎県立諫早農業高等学校)
放置竹林対策に向けた取り組み
~子実体の菌床栽培への応用~
石川美空、中西紗、髙橋咲良
(愛媛県立西条高等学校)
TR法による食塩由来のセスキ炭酸ナトリウム合成
鈴木陽大、中山遥翔、大和海里
(山口県立下関工科高等学校)
帯状プラズマジェット発生の条件とその活用による試作
数学
吉村隆志、朝倉匠、河上怜奈
(桐蔭学園高等学校)
景気の波は関数だ!
脇坂草介
(滋賀県立彦根東高等学校)
一般化Wright素数およびその逆数和の超越性について
大岩知樹
(愛知県立旭丘高等学校)
巨大基数を記述する関数と関数の拡張性の考察
野崎真人
(愛光高等学校)
有限集合上の力学系の直積による分解
牧花道、田村大、田畑周兼
(兵庫県立宝塚北高等学校)
テトレーションによって生成される逆数和の超越性
微生物学
宮﨑萌衣
(山村国際高等学校)
Clostridium tertiumは酪酸を生産する
小林大輝、槇尾奏太郎、佐藤天祐
(名古屋市立向陽高等学校)
名古屋市の細胞性粘菌の分布
中原夢彩妃、服部さくら
(岡山龍谷高等学校)
変形菌の多様性から人工創成緑地の自然を探る
一真帆
(三田国際学園高等学校)
人工知能画像処理技術を用いた放線菌の探索方法
材料科学
崔湘若、佐々木臨果、千葉祐奈
(順天高等学校)
アルギン酸カルシウムゲルを用いた植物の栽培
土肥侑太郎
(芝浦工業大学柏高等学校)
密度汎関数理論による第一原理計算を用いた晶析操作における高分子添加剤の作用の解析
遠藤碧海、梅原明雅、八木結希
(静岡理工科大学 静岡北高等学校)
ケイ酸と酸化マグネシウムの積層による波長選択的放射冷却構造体の開発
材料科学
神田航太朗、鳥脚日那太、渡辺紗
(樹徳高等学校)
キャベツパウダー成分(β-アラニン・アルギニン)がカイコ・シルクに与える影響
物理学・天文学
菅野天智、河原﨑雄真、藏屋将大
(本郷高等学校)
蝋燭振動における振動数と周囲の気流
友井彩人、楠野銀兵、泉希美
(愛媛県立松山南高等学校)
固有振動数域の広い共鳴管の条件
五十嵐瑛汰、宗像真冴
(福島県立安積高等学校)
なぜスマートフォンは画面を下にして落ちるのか
小暮日菜子
(玉川学園高等部)
写角簡儀の再現と実用化に向けて
植物科学
平岡隆之介、井上弘貴、松田真之介
(愛知県立豊田西高等学校)
界面活性剤が植物の生育に与える影響
~下胚軸と幼根の伸長と細胞構造について~
植野涼子
(ノートルダム清心学園清心女子高等学校)
踏圧ストレスによる稲の生育変化
~簡易手法による米の安定生産の検討~
ロボット工学・知能機械
吉田有輝
(海城高等学校)
ローター故障時の機体特性から考えるオクトコプターのローター配置の検討
村本幸輝
(海城高等学校)
LLMとVLMを活用した自己回復型ロボットシステムの開発:障害分析と動的プランニングによるタスク遂行
トランスレーショナル医科学
横田紗和、櫻井美月
(静岡県立浜松北高等学校)
インフルエンザウイルスの感染作用メカニズムの解明
佳作
動物科学
佐藤仁哉
(松本秀峰中等教育学校)
アシナガキアリ(Anoplolepis gracilipes Smith, 1857)が日本産のアリ類に与える影響の検証
辻󠄀内凜、朝日快成、児玉凌太
(岐阜高等学校)
岐阜市長良川堤防におけるジャコウアゲハとホソオチョウの競合について
大西麻陽、青山瑞希、坪内寿憲
(岐阜高等学校)
守れ!ふるさとのヤマトサンショウウオ2024
~生息地の現状把握と気候変動リスク~
髙橋凛
(玉川学園高等部)
海洋プラスチック汚染問題によるサンゴへの影響
~セイタカイソギンチャクを用いた研究~
大塚敏、細貝千花、吉澤勇利矢
(正智深谷高等学校)
マミズクラゲの遊離条件の解明
生物医学・健康科学
三輪拓斗、森島綾眞、暮林拓磨
(静岡県立島田工業高等学校)
音の揺らぎによる脳波への影響に関する研究
~アルツハイマー型認知症におけるセルフメディケーションの可能性~
鎌田南美
(山形県立致道館高等学校)
コロナ禍後における高齢者の暮らしの変化
-「社会的フレイル」の考え方にもとづく地区住民アンケート調査-
田邊ゆきな、福山智子、牧角ひかり
(鹿児島県立市来農芸高等学校)
桑葉含有飼料によるコオロギとコオロギ糞の機能性成分含有量と生物活性の変化
行動・社会科学
墨崎陽輝
(福井県立武生高等学校)
音から感じる色にはその人の記憶が関係していた
今枝愛里、村上幸帆、竹内菜那子
(兵庫県立小野高等学校)
播州弁の表現の研究
計算生物学・バイオインフォマティクス
都築啓太
(東海高等学校)
Direct Feedback Alignmentに対するOptimization手法の比較と生物学的考察
化学
亀岡真由、神野真帆、髙田幸珠来
(愛媛県立松山南高等学校)
銀杏に含まれる酪酸の悪臭改善について
高田蒼空、坪内寛汰、有木翔吾
(愛媛県立松山中央高等学校)
炭酸カルシウムが海洋酸性化に与える影響
地球・環境科学
冨士佳蓮、山口歩珠、辻本ゆき乃
(兵庫県立姫路東高等学校)
豪州 NSW 州南東部 Bingi Bingi Point 複合深成岩体のマグマ分化末期の環境
―露頭調査と角閃石の波状累帯構造の解析に基づいて―
中谷絢子
(兵庫県立明石北高等学校)
アルゼンチンアリの明石市への侵入防止と分布予測マップの作成
〜粘着剤の開発とGPSトラップデータを活用して〜
松村陽、魚住眞生、矢野永成
(兵庫県立小野高等学校)
マイクロプラスチックが環境・生物に与える影響について
小林夏希、中曽潤乃介
(米子工業高等学校)
環境下におけるマイクロプラスチックについての洞察
河合七香、粟井佑果、安藤有未
(岐阜県立大垣北高等学校)
オオサンショウウオが棲みやすい環境とは?
~生息地の環境要因の分析~
山﨑琉海、鈴木雄大
(千葉県立安房高等学校)
魚類調査と環境DNA分析を用いたアマモの有無における生息魚種に関する比較
千野来実、戸倉悠晴、今田響
(静岡県立磐田南高等学校)
日本海中部で発生した移動型スプライトの発生形態の解明
西川幸輝、徳丸幸樹
(熊本県立宇土高等学校)
えっ!?島が浮いている?浮島現象を科学するⅡ
エネルギー:持続可能な材料・設計
金田祥青、遠藤玲
(埼玉県立川越工業高等学校)
人工ルビー製造装置を利用した酸水素炎の温度測定について
~水素と酸素の理想的な混合比~
環境工学
榎本梗一郎、相馬一茉里、元永悠斗
(兵庫県立宝塚北高等学校)
倒壊解析シミュレーションに基づく筋交いの配置の効果
友重晴翔、植木莉子、村田千種
(山口県立下関西高等学校)
二酸化炭素を吸収する布を作る
数学
吉岡仁瑚
(沖縄尚学高等学校)
コラッツ予想におけるループの存在否定と考察
山田おれんじ
(京都市立堀川高等学校)
「小谷の蟻問題」の発展
-ある頂点からの最遠点-
微生物学
野澤杏奈、佐藤彩華
(山脇学園高等学校)
あなたは細菌を顔に塗っている?
今村菜々子
(京都先端科学大学附属高等学校)
クマムシの消化管内液流動について
目黒沙樹、新野陽平
(福島県立安積高等学校)
麹菌「カビA」の活用
~食べ残しからバイオエタノール~
材料科学
小林史佳
(東京都立戸山高等学校)
廃棄される植物から繊維を取り出す方法の探索
眞下空己
(多摩科学技術高等学校)
セルロース・アミロース混合物のアセチル化及び膜成形の新規方法の構想
物理学・天文学
喜多俊介
(筑波大学附属駒場高等学校)
電磁場が物質に加える応力テンソルの理論的・実験的考察
横山咲
(お茶の水女子大学附属高等学校)
家屋内浸水における家具の転倒による人的被害を想定した水流中の物体の転倒条件と確率の解析
城山結妃、木本瑛一郎、岡村采音
(山口県立下関西高等学校)
ペットボトルフリップと水の動きに関する研究
細川紗椰
(雙葉高等学校)
CMBから探るクェーサーのエネルギー源
加賀屋諒
(渋谷教育学園幕張高等学校)
防犯カメラを用いた流星スペクトル観測
佐々木柚榎
(大阪府立北野高等学校)
カメラを用いたシンチレータ中におけるガンマ線の減衰の観測
植物科学
山口遥叶
(茗溪学園高等学校)
カブトムシのフンは植物の根を異常に成長させる
寺島寛那
(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校)
冬芽を閉じる意外な方法の発見
~ハナミズキの不思議な花の形から見つけた新しい葉の結合-分離様式~
島津響、伊藤葵、富岡万裕
(神奈川大学附属高等学校)
「Hop Sustainability cycle」の確立